GUIBuilderは、Toolを使用する上でのフレーム作成補助として、Java言語の標準コンポーネント及びSwingコンポーネントを
グラフィカルに配置することで、Webtribe/VisualFrameToolとの双方向にフレーム情報をやり取りすることができるツールです。
Visual Basicなどにみられる、「コンポーネントを選択して貼り付ける」という作業で、Java言語の標準コンポーネント
及びSwingコンポーネントの配置に関する情報を生成します。
このツールでは、あくまで Webtribe/VisualFrame がサポートするコンポーネント及びSwingコンポーネントの配置に関する情報を出力します。
Visual Basicなどと同様に、コンポーネントを選択して貼り付けます。
プロパティウィンドウでプロパティを設定します。
すべてのコンポーネントの作成が終わったら、インターフェースメニューのWebtribe/VisualFrame フレーム Exportを実行します。
すると、作成したコンポーネントをWebtribe/VisualFrameToolへ取り込む為のファイルが保存されます。
Webtribe/VisualFrame Toolから「GUIBuilderへのExport」によりGUIBuilderへの取り込み用ファイルが作成
されます。
GUIBuilderでの作業は、主に3つの工程に分けられます。
- コンポーネントの作成
アプレットの作成を行い、各コンポーネントをアプレット上に配置していきます。
必要なコンポーネントが配置されたら、次のプロパティの変更を行います。
- コンポーネントの選択
複数コンポーネントを選択する場合は Ctrlを押しながらクリックします。
- プロパティの変更
作成されたコンポーネントは、GUIBuilderのデフォルトプロパティに設定されています。
たとえば、Buttonコンポーネントのラベルは、"Button1"になっています。
これらの、プロパティを自分の好きな値に変更していきます。
すべてのコンポーネントのプロパティ値を、変更し終えたら、次の保存もしくはWebtribe/VisualFrameへのExportを行います。
- 保存とWebtribe/VisualFrame Import 、Export
GUIBuilderで編集中のファイルは、GUIBuilderデータファイルとして保存します。データを保存しておけば、
次回にGUIBuilderデータファイルを開き編集を再開することができます。
コンポーネントの作成がすべて終了したら、Webtribe/VisualFrameToolとのインターフェースファイルを生成します。
生成したインターフェースファイルをWebtribe/VisualFrameToolにImportすることにより
フレーム情報をWebtribe/VisualFrameに取り込むことができます。
※補足
ファイルの保存ではGUIBuilder用のファイルとして出力され、再度ファイルを開くことにより
編集を再開することが可能ですが、
ソース関連メニューの「Webtribe/VisualFrameフレームExport」したインターフェースファイルを「Webtribe/VisualFrameへの;Import」することで
同様に編集を再開することが可能です。
GUIBuilderは、LayoutManagerに対応していません。
よってLayoutManegerは"null"のみです。
- コンポーネントの作成
マウスでコンテナ上を斜めにドラッグします。
JPanel、JTabbedPane、JSplitPaneなどのコンテナ
JPanel、JTabbedPane、JSplitPaneは、コンテナといって、他のコンポーネントを上に載せることができます。
新規作成し、作成されたコンテナ上に、ボタンなどを配置したい場合は、親となるコンテナを選択し
コンポーネント(ToolBarより選択)を親コンテナ上でクリックします。
- TabbedPane
TabbedPaineを追加しタブを設定するには、該当TabbedPaineを選択状態にした後JPanelを選択領域をクリックして下さい。(タブが追加されます。)
タブの位置としては、現在Topにのみ対応してます。
タブ表示領域がOver(複数タブlabelがTabbedPaineのWidthを越える場合、複数列に表示するイメージが正確に表現(表示されない)場合があります。
タブとして追加した子JPanelのサイズを変更することはできません。
親TabbedPainのサイズに依存します。
Tabを削除する場合は、該当Tab(JPanel)を選択しDelete(メニューの編集、DELETEキー)によりTABは消滅します。
Tabの表示順序を変更するには現状はCut and Pasteを行って下さい。(Tabの追加は末尾に追加されます。)
- SplitPane
セパレータは50:50の位置にのみで移動は不可です。
セパレータの方向としては縦、横対応してます。
SplitPaneを追加する際、無条件にLeft,Right(Top,Bottom)に子コンポーネントとしてPanleが追加されます。 (このパネルのサイズを変更することはできません。親SplitPainのサイズに依存します。)
SplitPaneに配置された直下の子Panleは削除(Delete,Cut)することはできません。
- JTable
JTableコンポーネントに、テーブルヘッダーをつける場合、スクロールペインに入れる方法と、独自にレイアウトを決める方法がありますが、GUIBuilderでは、前者のスクロールペインに入れる方法しか対応していません。
Tableを貼り付ける際に、同時にスクロールペインを作成します。
GUIBuilderでは、すべてのプロパティをプロパティウィンドウで設定します。設定したい項目を選択すると、コンボボックスやエディットボックスが表示されますので、値を選択するなり書き込むなりします。
- 保存と開く
GUIBUILDER;は、独自のファイル形式(GUIBuilder データファイル、拡張子cfm)で保存を行います。
作成途中のファイルや、後で編集を再開するファイルはcfmで保存してください。
- Webtribe/VisualFrameへのImport、Export
Webtribe/VisualFrameToolとのインターフェースファイルの形式として(拡張子iwdg)で保存を行います。
このファイルを指定しWebtribe/VisualFrameフレームImportすることにより編集状態へ復元することも可能です。
メニューの使い方を解説します。
- ファイル
新規作成、保存、など、ファイルに関連するメニューがあります。
- 開く
GUIBuilder データファイルを開き、編集可能状態にします。
- 保存
現在編集中のファイルを、GUIBuilder データファイル形式で保存します。
- 名前を付けて保存
現在編集中のファイルを、ファイル名を指定してGUIBuilder データファイル形式で保存します。
- 印刷
印刷機能はまだありません。
- 編集
コピー、貼り付け、切り取り、削除が行えます。
- コピー
選択されたコンポーネントをコピーします。
- 貼り付け
コピーもしくは切り取りされたコンポーネントを選択されたペインに貼り付けます。
- 切り取り
選択されたコンポーネントを切り取ります。
- 削除
選択されたコンポーネントを削除します。
- 表示
各種ウィンドウ表示を切り替えます。また、オプションの設定ウィンドウの表示を行うことができます。
- プロパティウィンドウ
プロパティウィンドウの表示/非表示を切り替えます。
- ツールボックス
ツールボックスの表示/非表示を切り替えます。
- オプション
オプション設定画面を表示します。
- 配置
コンポーネントの配置,サイズ調整等に関する機能がいくつかあります。
複数コンポーネントを選択した際に基準となるコンポーネントは最後に選択されたものになります。
(コンポーネントの選択状態で四辺が黒いもの)
- 整列
複数選択されたオブジェを、カレントオブジェ(黒いハンドルが表示されている)を基準に整列します。
(補足)
均等配列:
選択されたオブジェクト間のスペースを均等に配置します。
- 同じサイズに揃える
複数選択されたオブジェを、カレントオブジェ(黒いハンドルが表示されている)を基準にサイズを揃えます。
- フォームの中央に配置
複数選択されたオブジェを、フォームの中央に整列します。
- 順序
作成したJavaオブジェのZインデックスを変更します。
オブジェが重なっている場合、どのオブジェを手前に置くか決めることができます。
これは、インタフェースへのコンポーネント出力順位に反映します。
- (補足)
選択されたオブジェクトに対してShift+AlowKeyによる位置調整をすることができます。
- インターフェース
Webtribe/VisualFrameToolとのフレーム情報のインターフェースを行います。
- Webtribe/VisualFrame フレーム Import
任意のファイル名を選択すると レイアウトが表示されます。(拡張子はiwdg)
- Webtribe/VisualFrame フレーム Export
任意のファイル名を指定すると Toolにインタフェースを行う為のファイルが出力されます。(拡張子はiwdg)
GUIBuilderは、Toolとのインターフェース機能について説明します。
- メニュー ... 外部ツール-> GuiBuilderへのエクスポート
フレーム名(物理).iwdgのファイル名(DEFALUTにより任意設定可能)でXML形式で出力されます。
- メニュー ...外部ツール-> GuiBuilderからのインポート
フレーム名(物理).iwdgのファイル名(DEFALUTにより任意設定可能)でXML形式で出力されます。
Toolからのフレーム、コンポーネント、Layout、Attribute情報をGuiBuilder側で保持している為、フレームのRevision管理を行っています。
ToolからExportしGUIBuilderで変更後(GuiBuilderでExport)のファイルをToolにImportする際フレームのRevisionが合致しない(Tool側でExportした後にTool側で再度修正保存された可能性がある)場合は、警告として、コンポーネントとアイテムの関係が破棄される旨のメッセージが表示されます。
その為、GUIBuilder側で変更中はToolによる変更は行わない様にしてください。
- GUIBuilder側で追加された項目は、ToolにImportした際 新規にIDが付番されます。
- Cut PasteしたコンポーネントのIDはToolから取り込んだ際のIDが保持されます。
- Copy Pasteは追加されたコンポーネントとして 新規にIDが付番されます。
- Cut Copyのクリップ領域は共通で1つしか持っていません。
レイアウト上複数コンポーネントが選択できますが、対象コンポーネントとしては1つのコンポーネントのみCut又はCopyのみできます。
但し、親子関係のあるコンポーネントについては、親を選択する事により選択した親から以下の子、孫.. と全て対象にはなります。