DynamicDocument セットアップ

1. 対象とする環境

この資料では、次の環境で DynamicDocument をセットアップするための手順について説明します。

OS

Windows 2000

Windows 2000

Linux

IPアドレス

192.168.1.1

192.168.1.1

192.168.1.1

Java

Java2 SDK 1.4.2_04

Java2 SDK 1.4.2_04

Java2 SDK 1.4.2_04

サーブレットコンテナ

Jakarta Tomcat 4.1.30

Jakarta Tomcat 4.1.30

Jakarta Tomcat 4.1.30

DBMS名 バージョン

Oracle 8.1.7

DB2 7.2.0

PostgreSQL 7.3.4

DB が稼動するホスト

localhost (192.168.1.1)

localhost (192.168.1.1)

localhost (192.168.1.1)

リポジトリDB名

myprjrp

myprjrp

myprjrp

リポジトリDBのユーザID

user

user

user

リポジトリDBのパスワード

password

password

password

OracleのSID

ORCL


 

2. DynamicDocument のセットアップ

2-1. WARファイルの展開

CD-ROM またはダウンロードしたファイルから dyndoc.war をコピーします。
コピー先は Tomcat の webapps ディレクトリです。

dyndoc.war のコピー後、Tomcatを起動、または再起動してください。
DynamicDocument は Tomcat の webapps ディレクトリ以下に dyndoc というディレクトリ名で展開されます。

2-2. XML パーサー、XSLT セットアップ

注意注意
お使いの JDK のバージョンが 1.4 以降で Tomcat のバージョンが 4.1 以降の場合は、XML パーサー、XSLT のセットアップは必要ありません。JDK のバージョンが 1.3.1 以前の場合に必要となります。
お使いの JDK のバージョンが 1.4 以降の場合は、この章の作業をスキップしてください。

まず、Xalan - XSLT stylesheet processors を Internet等から取得してください。

URL:http://archive.apache.org/dist/xml/xalan-j/binaries/

ポイントPoint

DynamicDocument では、Xalan - XSLT stylesheet processorsに含まれる以下の JAR ファイルが必要になります。

  1. xalan.jar
  2. xml-apis.jar
  3. xercesImpl.jar (Tomcat 3.x のみ必要)

注意注意

2-3. JDBC ドライバ

ポイントPoint

通常 JAR ファイルはアプリケーションの WEB-INF\lib ディレクトリに配置しますが、Oracle 用, DB2用の JDBC ドライバは ZIP として提供されているため、
そのままではサーブレットから使用することができません。JDBC ドライバにサーブレットからアクセスできるようにするために、class ファイルに展開します。

※classes12.zip、db2java.zipを classes12.jar、db2java.jar とそれぞれリネームして、lib ディレクトリにコピーする方法でも動作します。


2-4. web.xml を編集

dyndoc/WEB-INF ディレクトリにある index.htlm をテキストエディタで開き以下の項目を編集します。

項目 パラメータ名称 説明
リポジトリDBの種類 dbtype_ 使用しているリポジトリデータベースのJ種類を指定してください。
PostgreSQLの場合には、「pgsql」
Oracleの場合には、「ora」
DB2の場合には、「db2」
を指定してください。
DBドライバの種類 _driver 使用しているデータベースのJDBCドライバクラス名を指定してください。
PostgreSQLの場合には、「org.postgresql.Driver」
Oracleの場合には、「oracle.jdbc.driver.OracleDriver」
DB2の場合には、「COM.ibm.db2.jdbc.net.DB2Driver」
を指定してください」。
接続文字列 connectinfo_ 使用しているデータベースとの接続文字列を設定してください。
PostgreSQLの場合には、「jdbc:postgresql://ホスト名/DB名 」
Oracleの場合には、「jdbc:oracle:thin:@ホスト名:ポート:DB名」
DB2の場合には、「jdbc:db2://ホスト名:ポート:DB名」
を設定してください。
DBユーザー dbuser_ DBに接続するユーザーを設定してください。
DBパスワード dbpassword_ DBに接続するユーザーのパスワードを設定してください。
DynamicDocumentのサーバ名、ポート番号 serverurl_ DynamicDocumentの実行環境をもとに設定してください。
DynamicDocumentのWebContext webcontext_ DynamicDocumentの実行環境をもとに設定してください。
DynamicDocumentのサーブレットエイリアス servletalias_ WebContextからみた、サーブレット稼動エイリアスを指定して下さい。
Javadocのパス javadoc_ インターネット経由でWebtribeのクラスのJavaDocを参照するためのURLが設定されています。
このURLは変更しないでください。
初期起動時の表示情報 datatype_ 初期起動時の表示情報を以下より指定してください。
製品種別 prodtype_ ご使用の製品に対応した製品種別を指定して下さい。。
  • 0
    Webtribe
  • 1
    VisualFrame
ContentType contenttype_ 表示するContentTypeを以下より指定してください。
  • html
    html形式でブラウザに表示します。
  • xml
    xml形式でブラウザに表示します。

index.html を編集したら、Tomcat を再起動(もしくは、dyndocをリロード)してください。

 

3. DynamicDocument の動作確認

3-1. DynamicDocument の実行

ブラウザを起動し、http:// ホスト名 : ポート番号 /dyndoc/ の形式でURLを入力してください。

今回の例では http://192.168.1.1:8080/dyndoc/index.html を指定します。

ポイントPoint

ブラウザにURLを入力すると「VisualFrame DynamicDocument」という画面が、ブラウザに表示されます。
『Web.xmlの情報を使用』の項目にある『表示』ボタンを押してください。
画面が切り替わって、web.xmlの"初期起動時の表示情報"で設定した情報の画面が表示されれば動作確認は完了です。


以降の操作については、その他→付属TOOL→DynamicDocumentを参照してください。