Webtribe Version.1.2.0 変更点

全体
ツール
実行エンジン全体
Serverエンジン
コントロールサーバ&ライセンス
ClientJavaエンジン
HtmlGatewayエンジン
ロジッククラス
ロジッククラス デバッグツール

不具合:不具合 機能Up:機能Up 仕様変更:仕様変更 その他:その他

全体

1
仕様変更
用語の変更
過去のバージョンで使用していた用語のうち、不適切な 用語や分かりにくい用語を今回のバージョンで修正してます。

ビジネスルール → ロジッククラス
DC(SQL) → SQLマッパー
DC(IO) → IOマッパー
サーバサブ → サーバパッケージ
外部トランザクション → サブトランザクション
データ(SAMC・HAMC) → アイテム
アダプタ → (対象)フレーム


2
仕様変更
パッチ名称修正
パッチの名称がそれぞれ下記のように修正されました。

WedgeServerPatch.jar → 0WedgeServerPatch.jar
RuleCommonServerPatch.jar → 0RuleCommonServerPatch.jar

一部のサーブレットコンテナでは jarファイルを読み込む順番が ファイル名称順となっており、
Tomcat等で 本来のモジュールよりも優先してパッチモジュールを読み込ませるために 名前の変更がされました。

ツール

1
機能Up
全体的な再構築
ToolClientのソースコードを再構築することにより、メモリ効率・動作速度のパフォーマンスが向上されました。

2
機能Up
JWSでの起動
ToolClientをJWS環境で起動する事が可能になりました。

3
機能Up
Undo/Redo機能の追加
要望が強かった「Undo/Redo」機能が実装されました。

4
機能Up
セル単位・行単位でのコピー/ペースト機能の追加
セルの種類を問わず(ダイアログを開いて選択するような参照系のセルでも)、セル単位でのコピー/ペーストが実装されました。行単位でもコピー/ペーストが可能です。ただし、行単位のコピー/ペーストは通常よくあるコピー/ペーストと同様「対象行」がコピー対象となります。その行にぶら下がる子要素等も含む「深いコピー」ではありません。

5
機能Up
キーボードでの操作を拡張
各機能に対するアクセラレータを割り当て、特定のショートカットキーでの機能の起動が可能になりました。また、それ以外にもアクティブなペインを「F6」キーで移動する事ができるようになりました。アクティブなペインはわかりやすく「青いボーダー」がつきます。これにより、キーボードだけでも操作ができる範囲が広がりました。

6
機能Up
CAMCに「処理ブロック」を追加。
CAMCに新たに「処理ブロック」の概念が導入されました。従来はアイテムのAFTERイベントに処理をまとめてブロックしていたものが、処理のブロック化用に別に定義できるようになります。

7
機能Up
RTEコンパイラ の拡張
RTEコンパイラ の起動が ToolClientより起動可能になりました。RTEコンパイラ の情報を 設定ファイルに保存・読込 が可能になりました。

実行エンジン全体

1
機能Up
サーバLogger対応
サーバサイドのエンジンにて、 RunClientと同様に コンフィグでLoggerの定義を指定できるように修正されました。

2
機能Up
OptionalDataの追加
通信時のバックグラウンドでのデータの受け渡しを行う機能として、 OptionalDataの機能が追加されました。

3
機能Up
Object送信対応
Exchangerを使用したエンジン間のデータの受け渡しで、 serializeなオブジェクトを送信できるように修正されました。

4
機能Up
EngineManagerInterfaceのインターフェース公開
エンジンの独自モジュールで参照が可能なManager部分を、 EngineManagerInterfaceとしてインターフェースを実装する形にし、 そのインターフェースを公開するようにしました。

Serverエンジン

1
仕様変更
サブトランザクション起動(呼出方法)の追加
サブトランザクションを起動する際、従来のRMI呼出に加え、メソッド呼出をRunApServer.wdgの設定を変更することにより、可能になりました。

2
仕様変更
RTEフォーマットの変更
同一製品(Versionも同一)のRTECompilerで出力された「RTEファイル」のみ読込可能な制限が追加されました。

3
不具合
データ定義なしの場合の異常終了
データがServer Application Management Console上に1件も設定されていなかった場合、リポジトリ解析時にエラーが発生していた問題を修正しました。

4
機能Up
アクセスログインターフェースを追加
RunServlet, RunDBServer からアクセスログを出力するためのインターフェースが追加されました。
このインターフェースを使ってアクセスログを出力することができるようになります。

5
不具合
トランザクション終了時の Commit/Rollback で SQLException が発生した場合、SAMC/CAMC に ERROR を返すように修正しました。
トランザクション終了時に行う Commit/Rollback で SQLException が発生した場合、SAMC/CAMC には OK が返っていたところを ERROR を返すように修正しました。

6
仕様変更
RuleCommonServer.jar、RuleCommonServerPatch.jarの読み込みクラスローダーの変更
RuleCommonServer.jar、RuleCommonServerPatch.jarは、 従来 WedgeClassLoader(エンジンを再起動せずとも 自動的に読み込まれる、製品独自のクラスローダー) を用いて クラスを読み込んでましたが、
これを Javaのデフォルトのクラスローダーから読み取る形に修正をしました。

これは RuleCommonServer.jarに含まれる LogicLogRecordが、 WedgeClassLoaderと Javaのクラスローダーで別々のクラスとして読み込まれる 問題に対応するための修正となります。

そのため RuleCommonServerPatch.jar等を 上書きした場合は、エンジンの再起動が必要となります。
(classesディレクトリ、user_rule.jarに 配置する独自のロジッククラス部品に関しては 従来と同じように 再起動無しで読み込むことができます [dynamic classloadeモードの時のみ])

コントロールサーバ&ライセンス

1
仕様変更
RunApServerからのライセンスチェック
RunApServerモジュール起動時のライセンスチェックを同一マシン上に配置するよう制限を設けました。
ControlServerモジュールとRunApServerモジュールを同一マシン(同一IP)上で起動する必要があります。       

2
仕様変更
使用許諾画面の追加(Toolのみ)
従来「評価版」の際に表示されていた「使用許諾」が製品として、起動された場合に表示されます。
表示された「使用許諾」に”承認”頂けた場合にのみ、Tool起動が可能になります。
承認された後、再度起動された場合(2回目以降)の起動時には「使用許諾」画面は表示されません。

3
仕様変更
評価画面の変更
上記の「使用許諾画面の追加」に伴い、「評価版」をお使いの場合は、「評価版」ダイアログが表示されますが「使用許諾」文章は表示されなくなりました。

4
仕様変更
ライセンス体系の改定
ライセンス体系を改定し、開発ライセンスを使ってRTEファイルをエクスポートできるようになりました。(従来はランタイムライセンスが必要でした。)
詳細はリファレンスドキュメントの「ライセンス体系の改定」を参照してください。

ClientJavaエンジン

1
仕様変更
実行可能JDKが 1.5.0_06 以上 に変更
実行可能なJDKのバージョンが 1.5.0_06以上 に変更されました。

2
仕様変更
先行入力可能 の仕様に変更
先行入力可能の仕様に変更されました。(処理中のKey入力は有効)
但し、処理中 の マウスPress は無効 です。 ※マウスRelease は有効です

3
仕様変更
Manager, Item,Table のインターフェース公開
Manager は ClientManagerInterface,
Item は ItemInterface, Table は TableInterface にて 使用可能な インターフェースが公開されました。
これに伴い、Manager などのクラスにて public変数の削除&Setter,Getterメソッドの追加 や クラス、メソッド名の 変更が一部行われています。
バージョンアップの際には 必ず 作成したクラスをコンパイルしなおしてください。

4
機能Up
FrameRunner の インターフェース公開
Desktop の インターフェースが公開され、自作することが可能になりました。
それに伴い、起動時に表示される画面を FrameRunner と名称を変更し、その一つの実装として Desktop を提供する ように修正されました。
製品標準提供 の FrameRunner として、 「Desktop (Ver1.1での Desktopと同様)」 に加え、「画面単体テスト用FrameRunner」 が追加されました。

5
機能Up
実行リストHooker 機能追加
実行リスト自体の開始/終了時 や ロジッククラス などの開始/終了時 のタイミング にて リスナーが追加可能になりました。
実行リストHooker を 使用とした 実装 として 「実行リストのステップ実行を行うデバッガー 」が 製品標準提供 されました。

6
機能Up
Treeコンポーネント追加
Treeコンポーネントが追加されました。
アイテムの中に アイテムを格納することにより Treeの枝分かれ表示が可能です。

7
機能Up
各種 コンポーネント属性 追加
行選択モードの変更(複数行選択) (SelectionMode)
Tabスクロール 有無 (TabScroll)
Tableクリックイベント種類と反応するボタン種類の設定 (Table_ClickEventType)
テーブル行高さの変更有無 (Table_isChangeRowSize)
テーブル列幅が0の時のEnter,Tabなどの移動設定 (Table_isColumnSize0Navigation)
テーブル内EnterをTabと同等処理にする設定 (Table_isEnterLikeTab)

8
機能Up
各種 フレーム属性 追加
画面インポート 設定 (FrameImport)
画面リサイズ 設定 (Resize)
印刷委譲クラス 設定 (PrintDiligateClassName)
実行Hookerクラス 設定 (ExecuteHookerClassName)
画面状態(拡張) 設定 (ExtendedState)
画面背景色 設定 (FrameBackColor)
画面位置 設定 (FramePosition)
画面非装飾 設定 (FrameUnDecorated)

9
仕様変更
メッセージダイアログ表示の整備
エラーコードを ダイアログウィンドウタイトルに表示するように修正されました。
※例: [WEE0001] エラー
ダイアログが表示される箇所で、ログ出力が無かった部分をログ出力されるように修正されました。

10
機能Up
テーブルセル色変更委譲クラスの追加
テーブルエディタ、レンダラのコンポーネントについて一気に色の設定を行うための委譲クラスが追加されました。

11
機能Up
画面インポート機能 追加
画面起動時に 他画面のリポジトリのリポジトリを読込&マージして起動する 、画面インポート機能 が追加されました。

12
機能Up
トレースログダイアログ表示のショートカットキー 追加
Configにトレースログダイアログ表示のショートカットキー登録が追加されました。
デフォルトは Ctl+VK_F12 に設定されています。

13
機能Up
OptionalData一覧表示 ショートカットキー 追加
ConfigにOptionalData一覧ダイアログ表示のショートカットキー登録が追加されました。
デフォルトは Ctl+VK_F11 に設定されています。

14
機能Up
focusLost時Caret非表示設定 追加
ConfigにfocusLost時Caret非表示設定が追加されました。
これは ver1.1にて既知不具合として存在した、以下の内容に対応するための回避設定になります。
テキストフィールド、パスワードフィールド、テキストエリア など テキスト系コンポーネントにて、 Afterに ModalDialogの表示(メッセージダイアログなど)を設定した場合、 テキストを全選択(反転)した状態にてTab押下を行うと 次にフォーカスが移動した段階でも 全選択(反転) が解除されない

15
機能Up
実行マクロ解析委譲クラス設定 追加
実行マクロ (実行リストのパラメータ に @{OK(CANCEL)} などと記述し 戻り値を変更する機能) の解析部分を 独自のロジックに置き換えることが可能になりました。

16
機能Up
テーブル列 の 表示有無 に TRUE(FIX) を追加
CAMC/テーブル テーブル列の 表示有無の設定 にて TRUE(FIX) が追加されました。
TRUE(FIX)が設定された場合には 指定された幅サイズ を 最小、最大幅も 同サイズに設定します。
(幅の大きさを変更できなくなります。 = 列幅は 固定サイズになります。)

HtmlGatewayエンジン

1
機能Up
自動サニタイジング処理機能の追加
1.1.3のパッチで、暫定的に追加をしていた 自動サニタイジング処理機能を、 1.2で正式に機能として追加するようになりました。

2
機能Up
HTML 生成タグの追加
AC_HREF、AC_HREF_CONV、AC_HIDDEN の三種類の拡張タグが追加されました。
これらのタグは、本来、複数の拡張タグで大量に記述を行わなければいけない内容を、 少ない記述量で 済ませるために用意された 特殊なタグです。

ロジッククラス

1
機能Up
ロジッククラスの追加
ロジッククラスを新たに43個追加しました。

符号値取得 / GetSignumValue
絶対値取得 / GetAbsoluteValue
最大値取得 / GetMaxValue
最小値取得 / GetMinValue
オブジェクト比較 / CheckEqualObject
大文字小文字区別無し比較 / CheckEqualParameterIgnoreCase
大文字小文字区別無し比較(不一致) / CheckNotEqualParameterIgnoreCase
文字列Decode(アイテム使用) / DecodeByItem
半角文字変換 / HalfCharConvert
全角文字変換 / FullCharConvert
期間中の全日付設定 / SetAllDaysForTerm
期間計算 / GetTerm
ファイル一覧を取得 / GetFileList
CallPerlRule / CallPerlRule
文字列カット / CutMaxLength
指定行に値挿入 / InsertValue
COLTEXTの何番目に含まれるかを検索 / SearchIndexForColtext
OptionalDataの削除 / RemoveOptionalData
OptionalDataの取得 / GetOptionalData
OptionalDataの設定 / PutOptionalData
アイテムの値によりVisible設定 / SetVisibleByInItem
アイテムの値によりEnable設定 / SetEnabledByInItem
初期フォーカスコンポーネント設定 / SetDefaultFocusComponent
YesNoCancelダイアログ表示 / ShowYesNoCancelDialog
ファイル読み込みダイアログの表示 / ShowFileOpenDialog
ファイル保存ダイアログの表示 / ShowFileSaveDialog
非表示状態のフレームを表示 / FrameVisible
画面の表示チェック / CheckIsVisibleFrame
フレームを閉じる / CloseFrame
フレームを非表示にする / FrameHidden
テーブル列を編集不可に設定 / SetUnEditableTableColumn
テーブル列を編集可能に設定 / SetEditableTableColumn
タブインデックス設定 / SetCurrentTabIndex
タブ上のパネルを使用不可にする / SetTabDisabled
タブからパネルを除去する / RemoveTabPanel
タブにパネルを加える / AddTabPanel
タブ上のパネルを使用可にする / SetTabEnabled
タブコンポーネントパネル順変更 / RearrangeTab
テーブルヘッダタイトル設定 / SetTableHeaderValue
テーブルヘッダタイトル取得 / GetTableHeaderValue
テーブルソート / TableSort
列幅設定 / SetColumnWidth
キャッシュ無効ヘッダ設定 / SetNoCache (Webtribeのみ)

2
機能Up
CSVファイル Read/Writeロジッククラスのダブルクォート対応
・WriteCsvFileFromItem
・ReadCsvFileFromItem
において ダブルクォートをつける/つけないの制御が、パラメータで行えるようになりました。

詳細な設定方法に関しましては 各々のロジッククラスの、JavaDocをご参照下さい。

3
機能Up
定数ファイル 複数件数対応
GetConstantValue のロジッククラスにおいて、COLTEXTのデータを取得できるようになりました。

詳細な設定方法に関しましては GetConstantValue の、JavaDocをご参照下さい。

4
機能Up
DeleteFile 存在しないファイル対応
DeleteFileの ロジッククラスにおいて、ファイルが存在しなかったときに
エラーとさせない機能を追加しました。

詳細な設定方法に関しましては DeleteFile の、JavaDocをご参照下さい。

5
機能Up
SqlInjectionCheck。Oracle、PostgreSQL対応
これまでは DB2のLike比較用にのみ対応してましたが、 パラメータの追加により、Oracle PostgreSQL用のSqlInjectionCheckが 行えるようになりました。

詳細な設定方法に関しましては DeleteFile の、JavaDocをご参照下さい。

6
仕様変更
共通(値)カテゴリの修正
共通(値)のカテゴリを、下記のように 複数のカテゴリに細分化されました。

・共通(値・設定)
・共通(値・文字列編集)
・共通(値・削除)
・共通(値・コピー)
・共通(値・置換)
・共通(値・結合/分割)
・共通(値・COLTEXT形相さ)
・共通(値・システム)



7
機能Up
Idata メソッド追加
Idata に下記新メソッドが追加されました。

・iterator() ・・・ このアイテムの持つデータをアクセスするためのIteratorを取得します。
・getObjectArray() ・・・ 全データをオブジェクト配列で取得
・getAllDataAsList()・・・ 全データをListに格納して取得
・importObjectArray(Object[]) ・・・ 配列オブジェクトを Idataに設定

詳細に関しましては Idata の、JavaDocをご参照下さい。

8
機能Up
ロジッククラス作成用継承クラス メソッド追加
AbstractBase に下記新メソッドが追加されました。

・clearAllOutRecord() ・・・ OutRecordの全データをクリア
・getRowCount(List list) ・・・ Idataを格納したListから、Idataの行サイズを取得
・getInRecordRowCount() ・・・ InRecordから、Idataの行サイズを取得

詳細に関しましては AbstractBase の、JavaDocをご参照下さい。

ロジッククラス デバッグツール

1
機能Up
JUnit テスト機能の追加
JUnitによるテストが可能となりました。

2
機能Up
アイテムタイプ情報の保存
アイテムタイプをセーブデータに保存できるようになりました。

3
機能Up
自動保存機能
テストツールを終了した時に、自動的にdefault.sruleというファイルに データを設定するようになりました。 テストツール起動時にdefault.sruleというファイルが存在した場合は このファイルが自動的に読み込まれた状態でテストツールが起動します。

4
機能Up
クライアントロジッククラス・Gatewayロジッククラス対応
クライアントロジッククラス・Gatweayロジッククラスが
テストツールから実行できるようになりました。

5
機能Up
論理名物理名の変更機能
論理名物理名が変更できるようになりました。
物理名が重複したアイテムに関しては、 同じインスタンスのアイテムとして認識されるようになります。
(InRecordとOutRecordに、同じ物理名のアイテムを設定すると、
ロジッククラスの処理場で OutRecordの中身をクリアしたタイミングで
同じ物理名のInRecordのアイテムもクリアされます。)