DBServer設定webtribe

1. Configuration(RunDBServer.wdg)設定方法

1-1. データベース定義の設定方法

1-1-1. 接続先データベースの設定

< jdbc
	driver="${RunJdbcDriver}"
	url="${RunJdbcUrl}"
/>

この項目ではJDBCドライバのクラスの指定、およびJDBCへの接続URLを設定しています。 この項目はデフォルトではcommon.wdgの内容を参照していますので、設定を変更する場合はcommon.wdgの値を変更して下さい。

1-1-2. ユーザ名、パスワードの設定

<connect user="${RunJdbcUser}" password="${RunJdbcPass}" />
<connect user="${RunJdbcUser}" password="${RunJdbcPass}" />
<connect user="${RunJdbcUser}" password="${RunJdbcPass}" />

データベースに接続するときに使用するユーザ名とパスワードを指定します。この項目はデフォルトではcommon.wdgの内容を参照していますので、設定を変更する場合はcommon.wdgの値を変更して下さい。
また、ここでユーザ、パスワード指定を複数行記述すると、その行数分だけデータベースのコネクションプールを確保することとなり、同時に複数のデータベースアクセスを行うプロジェクトでの処理向上に役立ちます。
(上記の例では3つのデータベースコネクションがコネクションプールに確保されます)

1-1-3. Connection Pool の使用状況チェック

<connection>
	<check type="unuse" interval="30000" timeout="900000" />
</connection>

DBServer実行時、ネットワークになんらかの障害が発生すると、データベースのコネクションが解放されないまま残るという現象が発生することがあります。
DBServerではこの現象を解消するために、コネクションプールの使用状況の チェックを一定時間ごとに行います。
一定時間以上データベースアクセスが行われないまま使用中になっているコネクションがある場合は、 そのコネクションを開放し、未使用状態のコネクションプールへと戻します。

上記の例では30秒ごとに15分以上放置されたコネクションが存在しないかどうかをチェックし、 存在した場合、そのコネクションを開放してコネクションプールに戻します。

1-1-4. DB変換クラス使用時のパッケージ

<data>
	<convert package="jp.ne.mki.wedge.data.db.defaults" />
</data>

DB変換クラスを使用時に、クラス名の頭に付け加えるパッケージ名を記述します。 例えばOMCにてDB変換クラスがVarcharと登録されていて、このパッケージ部分に jp.ne.mki.wedge.data.db.defaultsと記述されている場合、実際に使用されるクラスは jp.ne.mki.wedge.data.db.defaults.Varcharとなります。
独自に作成されたDB変換クラスをご利用になられる場合は、そのクラス名(パッケージ名を含まない)を WebtribeOMCの「基本クラス」タブのデータベース用フォーマットクラスに登録し、 「データクラス」タブの「DB変換クラス」に登録した基本クラスを指定します。

DB変換クラスの作成方法についてはこちらを参考にして下さい。

1-1-5. トランザクション遮断レベルの設定

<jdbc
	driver="${RunJdbcDriver}"
	url="${RunJdbcUrl}"
	isolation=""
/>

データベース接続におけるトランザクション遮断レベルを設定します。
JDK 1.3.1 では次の 4つの遮断レベルを指定することができます。

TRANSACTION_READ_COMMITTEDダーティー読み取りは抑制されます。
TRANSACTION_READ_UNCOMMITTEDダーティー読み取り、繰り返し不可の読み取り、およびファントム読み取りが起こります。
TRANSACTION_REPEATABLE_READダーティー読み取りおよび繰り返し不可の読み取りが抑制されます。
TRANSACTION_SERIALIZABLEダーティー読み取り、繰り返し不可の読み取り、およびファントム読み取りが抑制されます。

1-2. ネットワークの設定

1-2-1. RMIの登録Registry名称

<network>
	<regist protocol="${rmi}" url="${RmiUrl}${RunDBServerRmiRegistName}" />
</network>

起動されたDBServerをどのようなRegistry名称でRMIへ登録するかを設定します。 この項目は標準でcommon.wdgの内容を参照していますので、そちらの値を変更して下さい。
ApServerのコンフィグレーションには自分自身が参照すべきDBServerのRmiUrlを記述しています。 ApServerからDBServerへとアクセスをするためには、

の二つの値が一致している必要があります。